東方キリスト教学会

過去の大会


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第23回

日時:8月23日・24日(水・木)
場所:東京大学駒場キャンパス 18 号館 4 階コラボレーションルーム 1

プログラム

8月23日(水)

研究発表 (発表30分、質疑15分)
発表1(13:15-14:00)
門芳敏
アウグスティヌスと聖遺物の奇跡:『説教』317–324に注目して

発表2(14:05-14:50)
荻野美櫻子
ダマスコスのヨアンネスにおけるαἵρεσιςとしてのイスラーム(仮題)

シンポジウム
東方キリスト教における<個>の思想

趣旨説明 (15:00-15:05)

【第一部】
発表1(15:05-15:35)
安岡治子
ドストエフスキーにおける「個」(リーチノスチ)と「キリストの楽園」―― 『地下室の手記』と「1864年メモ」を中心に

発表2(15:35-16:05)
山根息吹
ニュッサのグレゴリオスにおける三位一体論とその人間論的意義 ―― V.ロースキィ『キリスト教東方の神秘思想』の6章「像と似姿」を切り口に――

【第二部】
発表3(16:20-16:50)
小野成信
モスクワの府主教フィラレート・ドロズドフ『聖大金曜日の講話(1816年)』―― キリストの受難における至聖三者

発表4(16:50-17:10)
浜田華練
ロシア修道文学における「シリアのイサアク」の影響 ―― “мир”概念に着目して

コメント  細川瑠璃(17:10-17:30)

コメントへの応答(17:30-17:40)

全体討論(17:40-18:10)

総会 (18:10-19:00)

8月24日(木)

研究発表 (発表30分、質疑15分)
発表3(10:00-10:45)
坂下将人
Ф.М.ドストエフスキー『悪霊』―原題“Бесы”選定理由に関する一考察(仮題)

発表4(10:45-11:30)
角田佑一
カルケドン派教会と非カルケドン派教会とのエキュメニカル対話におけるキリスト論の合意の内容

茶話会(11:30-12:30)

第22回

8月24日

研究発表 (発表30分、質疑15分)

発表1(14:05-14:50) 「東方アッシリア教会とカトリック教会の共通キリスト論宣言について」 ……山﨑あすか

シンポジウム

「東方キリスト教諸教会における「聖なるもの」への崇敬―人・物・場所―」

趣旨説明 (15:00-15:05)

提題1(15:05-15:35) 20世紀エジプトにおける聖メナス崇敬の復興運動 ……三代川寛子

提題2(15:35-16:05) 中世コプト教会の聖人崇敬におけるビザンツ教会の影響について ……辻明日香

提題3(16:05-16:35) 聖セルギウスから聖サルキスへ:12世紀アルメニア教会における聖人伝の受容 ……浜田華練

提題4(16:35-17:05) アトス山カラカル修道院のグルジア(ジョージア)関連写本について ……前田弘毅、オクロピリ・ジクリ

全体討論 (17:15-18:15)

総会 (18:15-19:00)

8月25日(木)

研究発表 (発表30分、質疑15分)

発表2(10:00-10:45) 「テキストの構造からの、書かれたテキストとしての、作品読解:ナジアンゾスのグレゴリオス『第19講話』」 ……窪信一

発表3(10:45-11:30) 「19世紀以前のロシア正教会の統治様式-府主教制、総主教制、そして宗務院制」 ……小野成信

茶話会(11:30-12:30)

第21回

日程:2021年8月25日(水)

発表1(13:15-14:30)
角田佑一
ビザンティオンのレオンティオスのキリスト論における「合一の様式」の構造

14:35-15:20

発表2(14:35-15:20)
山根息吹
ニュッサのグレゴリオス『幸福について』における普遍的救済―神のエネルゲイアへの参与による他者の悪しきパトスの癒しをめぐって

発表3(15:25-16:10)
宮崎正美
(仮題)イコンの系譜──「父なる神」は書かれうるか

第20回

日程:2020年8月26日(水)
場所:Zoomミーティング

発表1(15:15-15:45)
福井祐生
フョードロフの救済史観と現実感覚

発表2(15:50-16:20)
袴田玲
東西キリスト教会のマリア理解とその人間神化/聖化における役割―グレゴリオス・パラマスとトマス・アクィナスによるマリア説教の比較分析を通じて―

発表3(16:25-16:55)
飯野りさ
シリア正教会の聖歌に関する覚書:テキストと旋律にみる諸特徴

第19回

日程:2019年8月28日(水)・8月29日(木)
場所:東京大学駒場キャンパス18号館(最寄り駅:京王井の頭線 駒場東大前)
大会会場:18号館4階コラボレーションルーム1

研究発表(8月28日)

発表1(14:35-15:20)
福井祐生
【仮題】時間的な拡がりのある救済論 ―― ロシア宗教思想の観点から

発表2(15:20-16:05)  
小野成信
【仮題】ウクライナにおける東方正教会の現況 ―― 統一と分裂

発表3(16:20-17:05)
浜田華練
11世紀末~12世紀のアルメニア・シリア教会間の交流にみる宗派間「対話」の(不)可能性       

発表4(17:05-17:50)
二宮由美
『フィロカリア』ブルガリア語版、『ドブロトリュビエ』の序文からみえてくるもの

シンポジウム(8月29日)

趣旨説明(10:00-10:05)

提題1(10:05-10:25)
高橋雅人(専修大学)
古代ギリシアにおける対話による説得の現場

提題2(10:25-10:45)
砂田恭佑(東京大学)
【仮題】論争・探究・説得・演示――古代末期東方キリスト教における「対話篇」とそれが提起する問題

提題3(11:00-11:20)
山根息吹(東京大学)
ニュッサのグレゴリオス『魂と復活について』における対話の展開――感情論と復活の身体論に着目して 

提題4(11:20-11:40)
高橋英海(東京大学)
【仮題】ギリシアとメソポタミアの間で ―― シリア語教父文学における対話

第18回

日程:2018年8月28日(水)・8月29日(木)
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1

研究発表(8月28日)

発表1(13:05-13:50)
山根息吹
 【仮題】 ニュッサのグレゴリオス『詩編の注記について』における神の似姿の回復と万物回復論――人格の完成と人間本性全体の完成の関わりをめぐって

発表2(13:50-14:35)  
砂田恭佑
 【仮題】 キュロスのテオドレトス『詩篇註解』における「予型」の解釈

発表3(14:45-15:30)
袴田玲
【仮題】グレゴリオス・パラマスの説教における聖母マリア理解       

発表4(15:30-16:15)
恩田義徳
ゾグラフ修道院所蔵の露和辞典とニコライの辞典について

シンポジウム(8月29日)

趣旨説明(9:30-9:35)
谷隆一郎

提題1(9:35-10:00)
大森正樹
「人間の神化」は語り得るものか?

提題2(10:00-10:25)
桑原直己
東方キリスト教の伝統とトマス・アクィナスにおけるキリスト論

提題3(10:40-11:05)
田島照久
【仮題】 エックハルトにとって受肉と神化の意味すること

提題4(11:05-11:30)
阿部善彦
【仮題】ゾイゼの受難神秘思想における「十字架」の神化思想

11:45-12:45 全体討論

第17回

場所:南山大学(R棟4階R49教室)
日程:平成29年8月29日(火)・8月30日(水)

研究発表(8月29日)

14:35-15:20      
矢ケ崎紘子
仮説:ニュッサのグレゴリオスにおける神論(聖霊論)と人間論(霊魂論)の類比的発展―『魂と復活』による       

15:20-16:05     
袴田玲
三一的存在としての人間―グレゴリオス・パラマス『第60講話』における洗礼理解 

16:20-17:05
二宮 由美
ヘシュカズムのブルガリアにおける展開―エフティミ・タルノフスキを事例に    

研究発表・シンポジウム(8月30日)

09:00-09:45
黄木 千寿子      
《ボグロジツァ》とデエシス―東方キリスト教から見たポーランド最古の歌       

《シンポジウム》
「善く生きること」の意味と成立根拠を問う

10:00-12:00       司会:樋笠 勝士

谷隆一郎
アレテー(善きかたち、徳)の形成とロゴス・キリスト―「善く生きること」の意味と成立根拠を問う

土橋茂樹
善く生きることの意味と成立根拠を問う―フュシスとアレテ―をめぐって           

画像:三成聖者のイコン。左からバシレイオス(大ワシリイ)、ヨアンネス・クリュソストモス(金口イオアン)、ナジアンゾスのグレゴリオス(神学者グリゴリイ)。 Historic Museum in SanokPoland. Wikipediaよりhttps://en.wikipedia.org/wiki/Three_Holy_Hierarchs#/media/File:MHS_ojcowie_ks_Bazyli_Wlk_Jan_Chryzostom_Grzeg_Wlk_XVII_Lipie_p.jpg